2013年1月2日水曜日

普通の会話を愛している

【2012年12月31日】
コミケに行こうか行かないか迷った挙げ句
微妙に寝坊してタイミング的に中途半端になったので行かずじまい。
アマゾンから届いた寛仁親王『ジェントルマンの極意』を読む。
なぜそんな本を読んでいるのか?何かヒントはあるのだろうか…
Francis Bebey『African Electronic Music 1975-1982』が滑り込み到着。
これは12年ベストイシューの三位くらいに入れたい一枚。
カメルーンで生まれフランスに渡ったアフリカ系ギタリストのコンピレーション盤。
ドラムマシーンとワールドミュージックのエッセンスとエレクトロニクスと。
時代の過渡期に生まれたミクスチュアルなポップスは無条件に好き。


年越しそばを食べたあと、新宿のユニオンへ。
今年はもういいだろう、と思っていたけれど、やはりそれなりに漁ってしまう。
まずCLUB MUSIC SHOPに行ったが、soakubeatsはどこに行っても品切れだ。
本館に移動し、地下一階、四階、五階を見て回ることができた。
Cecilia Zabala『Presente Infinito』を割引で買えたのは良かった。
その他、The RAH BandやHarry Nilssonや口ロロなどなどを回収。


新宿を後にして、ceroのカウントダウンライブ@渋谷WWWヘ。
まず会場にいる女子のレベルの高さにおののく。
当代ナンバーワンバンドになるということはこういうことか…!
本人たちはいつもどおり、普通だった。まさに近所の兄ちゃんたちという感じ。
『My Lost City』の曲順に合わせてライブが始まった…




【2013年1月1日】
「roof」のあとカウントダウン。
ここで映像トラブルなどもあって本当にグダグダだったけど、明るく年を迎えた。
2013年一発目が「さん!」なのも嬉しい。

ceroのライブの満足度と演奏の正確さはまったく比例しないと思った。

ライブのあと、女子DJユニット / 褐色の恋人のメンバーたちと話す。
WWWを出ると渋谷の街はもの凄いことになっていた。
一緒に観に来ていたコバヤシが「ceroのライブのムードがぶちこわしだ」と言ったら
後ろからスタスタと歩いてきたカクバリズムの袋を持った男の人が
「同感です!」と絶叫してそのまま去って行ったのが面白かった。
僕は別に危害が加わらない限りは、カオスな状態って好きです。
京王線・小田急線に乗ってホームタウンへと帰った。


駅で別れたあと、僕はそのまま近所の神社に行くことにした。
しかし道に誰ひとり歩いておらず、初詣やってないかな…
と不安になりつつiPhoneの時計を見たら午前3時ちょうど。
神社は山の上にあり道は真っ暗で、こんな丑三つ時に来なきゃよかったと思った瞬間に電池が切れる。
ウオーと思いながら参道を登ったら灯りが見えて、とてもホッとした。
参拝し、お神酒とミカンをいただき、焚き火にあたる。
2012年の最後にceroを見れてよかったし、お参りにもこれてよかった。
2013年も頑張ろうという気持ちになれた。
ここ数日、実は持っていたわだかまりのような気持ちは溶けていった。


目が覚めて、お雑煮を食べる。
我が家のお雑煮は、赤味噌仕立てに丸餅が入っているだけという異常にシンプルなもの。
母は福井出身なのだが、たしかに福井の"かぶら雑煮"は他の地方のものよりシンプル。
それ以上にストレートエッジなお雑煮を僕は28日くらいからずっと楽しみにしていた。
特に何をするでもなく、音楽を聴いたりして一日を過ごす。
ふと、自分がすでに学生でない→映画が1,800円ということに気づいたので
毎月一日は映画を観ることを義務づけようと思い立つ。
今年は、服を買ったり旅行に行ったり、観劇をすることにウェイトを置きたい。
去年は本当にレコードにお金を注いで、それは良かったけど、やり過ぎたと思った。


そういうわけで今日は一日なので、まずは映画を観に行くことにする。
『ルビー・スパークス』が少し気になったので迷ったけれど、時間が際どい。
前作の『リトル・ミス・サンシャイン』は全然好きじゃなかった。
ただ今年はあんまりネガティヴな要素など気にせずに、
人のブログとかツイッターとか見て気になったものには即刻飛びつきたい。
『エヴァQ』をまだ観ていないことに気づいたので、観に行った。
なんと言えばいいのか…本当に評判通りポカーンとしてしまった。

とてもヘヴィな気持ちになったのでScott Walker『Bish Bosch』を聴いて帰った。

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